うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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亜比木洋華
師走世の 枯れし我が庭 爪を撒き この地我がもの 念を込めつつ
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詠み人知らず
最低限必要な物携えてあとは内面豊かにすれば
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亜比木洋華
温き床 入りたりたり つらき御世このまま永遠に 目覚めとうなし
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詠み人知らず
早寢して 眠れないとは よくいつた ともに聽ゐてる ママ深夜便
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へべれけ
詠まずともあたらしきことこのうえなくいのちのかぎり逃げ生きらまほし
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詠み人知らず
好きと言う想いそのまま去って行くひとの背中を「失恋」という
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滝川昌之
ベンジンの移り香や父の上着には鉄道員（ぽっぽや）必携ハッキンカイロ
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詠み人知らず
その昔距離の要らないもうひとり見つけ愛してずっと遠くに
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詠み人知らず
この無情怒り哀しみ苦しみも降り積む雪に覆われ眠る
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詠み人知らず
「めでたし」を聞き終えてから眠りたい淋しい貴方こんな夜には
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バロンマン
古寺に仏の居わす心地して蝶の行方をしばし目で追う
5
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詠み人知らず
少しずつ養って行く鈍感さもうこれ以上傷つけぬよう
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露草
目を細め笑み浮かべたる君と逢ひ言の葉なしの想ひぞ交はす
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ＫＥＮ
冬枯れに 哀しむ青の 弓弦葉は 根雪待つかも 春を待つかも
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リクシアナ
冬風に古疵いたし岩見沢雪ふかき街わが罪の街
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詠み人知らず
水抜きの笑顔に隠す哀しみに木綿豆腐は崩れてしまう
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露草
わが心ここに在らずの続きおり君が面影ついて離れず
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可不可
朝の十字路に立って見まはすと 巨きなクルス背負った気もする
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詠み人知らず
苦しんでもがいた分だけ神様は幸せの意味教えて逝かす
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詠み人知らず
猫バスが連なり通り過ぎまして私のイロを探してくれる
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