うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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コタロー
朝の日を浴びて畑の鳩の群れ夢中になりて餌を啄む
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コタロー
朝シャンの後の散歩のあをぞらの一片の雲あらず廣がる
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コタロー
路地裏の小さき畑に野良猫の黒ちやん兩眼黄色く光る
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河のほとり
今年また早も散りにし桜花飽くまで見きと思はれもせで
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詠み人知らず
笹の舟 誰の思ひをのせたるや 見守られもせで河のまにまに
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詠み人知らず
清流にはびこれる藻に隠れたる墨色二匹括らるめり
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夢士
江戸の松時流るるや浜御殿春の陽だまり椋鳥遊ぶ
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横井 信
気がつけばいたるところにハナミズキ 赤白並び 仲良く揺れる
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詠み人知らず
混濁が騙して揺れるこのとしは桜のかおりを聞かず終わった
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ななかまど
木の芽ふき恵みの雨がさあさあと山は笑いてタラ芽の季なり
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滝川昌之
いつまでも影に居れぬと東屋の遮る庇を若竹が刺す
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灰色猫
いつの世も未来はとっても甘くって叶わぬ夢も味わいましょうね
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石川順一
枝に死ぬテントウムシは下を向くエサが少ないそれともウィルス
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石川順一
冬眠をして居るヤモリと勘違ひ障子の敷居は今も現在
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吉野 鮎
ひねもすの海ののたりを眺めをり小糠雨降り寒もどるふた日
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吉野 鮎
湧きたちて山はみどりを競ひをり 藤むらさきの彩りに薫る
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ＫＥＮ
しろたへの花面波打ち花しぶき梨棚の上春風たはむれ
8
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夢士
黒雲の切れて夕空三日の月北風吹きて花水木ゆれ
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falcon
くれなゐの花はマロニエ遠き空思ひ絶えせぬ巴里の並木よ
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ことぶき
夜泣きの子 あやしつつ見る空白む ツバメさえずり春も暮れゆく
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