うたの一覧
(カテゴリー:恋愛 並び替え:新着順)
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己利善慮鬼
黒髪のそっと手に取る幻想を結んで今日も風は吹き頻く
6
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絮谷新
有平棒まぼる眼球裂かむため理髮店主は剃刀を研ぐ
16
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秋日好
匂いこそ伴侶を選ぶ鍵であるケミストリーの有無を問うなら
15
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うさぎ
「またね」とは言えずに「じゃあね」とキスをして振り返らずに通った改札
9
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へし切
うつせみの借れる身なれば何惜しむあふにしかへば恋ひは死ぬとも
21
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夕夏
すきなままなんとなくわかれてしまいいまもそのままおもいでのこる
7
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松本直哉
わたつみの泡より生れしヴィーナスををろがむゆゑやうたかたの恋
8
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詠み人知らず
触れたなら きっといつでも温かい 泣きたくなるほど その手は きっと
26
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詠み人知らず
花よ花 愛でむと蝶の舞ひたかる 蕊なき花の匂ひぞ悲しき
14
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詠み人知らず
冴え冴えと 月影に熱 見ざれども 子猿は知れり その実温しを
12
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うさぎ
二日間限定の恋人ごっこできるくらいに大人になった
8
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沙久
「偶然の中の必然であるように」君との出会いを抱き締めてみる
18
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千葉 甫
フロアーの少し萎んだ風船にやや届かずに夕光の射す
7
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秋日好
食事中雨降り出した日曜の午後はふたりでお昼寝をする
17
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石川順一
ガラス製皿が割れたり肉まんを乗せて熱する愚を犯す朝
16
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へし切
面影の忘らる時しなき宵はかよふ夢路にあはざらめやは
28
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あかつきのそら
いっそ君が不誠実ならよかったと 蓋閉めきれぬ不実な心
7
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あかつきのそら
たくさんのチョコに隠して手渡した 本命だとは言えぬせつなさ
6
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朔夜
水蒸気そらより千切れ霧になり心の傘をじっとり濡らす
5
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只野ハル
今日の終わりも中途半端だ充実感がない零時の時報
17
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