うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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ななかまど
日時計の針の影のび夏の陽の去りゆく時を地に記しけり
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継海
蓮熨斗も掛けずに来たよ 叔父さんの「よう来たのう」がまだ聞きたくて
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恣翁
蚊遣り香 風なき縁に煙を吐き 微かな色ぞ 夜に立てける
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中康
河童橋 今朝は穂高に 雲は無し頂き向かい 小雲流れる
1
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中康
愈々と やること多し 秋来たる暑さ続いて 気力半減
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舞
歌一首詠みては過ぎるひと夜かな傍らにある妻の寝息す
7
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びわ
引っ越しの準備に入るあれやこれゴミ必需品区分けに苦労
3
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秋日好
賞味期限突入卵 気の抜けた玉蜀黍にできあいサラダ
5
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横井 信
まだ夏の香りのしてる海風を駅のホームでしずかに浴びる
10
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ふわり
夏に未練のこさぬようにと銀色の刃がフレンチラインを断ち切る
3
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中康
秋風に 燃えた恋路の 名残りセミはかなき定め 後悔なしと
2
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中康
背徳の 逢引き重ね やがて来る制御不能の 興奮と虚無
1
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ふわり
夏服がはためく自転車 坂道で少女は風となりて去りぬ
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ななかまど
暑き日に蒔かぬと決めし種袋 大根白菜あき風を待つ
10
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継海
水の上 尾ビレで魅せる立ち泳ぎ 後ろ向きだぜスイーーーーと
7
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舞
梅干しにまさる貴方の顔のシワ紅顔の頃娶る妻より
5
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びわ
人は皆六七兆細胞がそれぞれ生きて個性を発揮
5
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茂作
なかなかに上手くならねど四年過ぐひと日缺かさぬうたのわの歌
12
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横井 信
夜に聞くちょっとさみしい虫の音に夏の疲れのじんわりと散る
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凌霄花
午後三時 面倒くささが 先に立つ やる気スイッチ 探す八十路まえ
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