うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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行中納言中将知師
ありあけの不二の山にし登りては わかむらさきの雲立つを見む
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滝川昌之
夕焼けのキャベツ畑の隅に咲く白き槿はほろ酔いの朱
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可不可
食べられる花片の彩に染まったら カメレヲン・パニックだらう
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falcon
草叢に炸裂するは曼珠沙華かたちあるものなべて危ふし
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千野鶴子
波のよな囁くような音を立て実りの錦を撫でる秋風
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石川順一
エビカツやトンカツ食べる日曜日体育祭もやって居るかな
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詠み人知らず
霧の底 音を掬わぬ野の原に 一輪と咲く 竜胆の花
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詠み人知らず
夏名残り 虫さされ跡見下ろして 秋雨の降る古寺 静か
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吉野 鮎
九月は燕去り月秋雨に素足冷ゆ朝 つばくらのこゑ
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灰色猫
運命のチェスを操る神の手を操るような白い指先
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灰色猫
この星が七日で創造されたなら七日で滅ぶそれだけだろう
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灰色猫
太陽を神と崇める瞳では闇に息づく神は見えない
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灰色猫
神様が争い続けるこの星で何に従い生きればいいの
13
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へし切
くれなゐに尾花がなかの吾亦紅かれゆく野辺に秋ふかみゆく
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可不可
中指を立てて薄皮つつかれて 曼珠沙華さいても幻
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石川順一
ミントの葉白く花咲き萎れたり水に浸かれば回復したり
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詠み人知らず
うろこ雲 随へて照る名月も 愛づる豊けさ失くしたりけり
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滝川昌之
銀杏の匂いで見上げる葉先には縁取る黄色ほど進む秋
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詠み人知らず
秋雨に打たれ楓の青色が 秋に染まった 夕焼けの茜
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秋日好
右目には真珠のスタッド左にはマーガレットの名月残像
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