うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
わたしじゃないあんたがやってよ皿洗いそういいかえせばけんかになるわ
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なち
春待てず散りゆく木瓜の花びらの絨毯に猫まどろみぬ
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東大寺
遠くまで 飛ばそう君の 紙飛行機 息子と妻と 私の休日
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さる
孫娘 嫁ぐ日近く はればれと祖父なるわれと ともに食事す
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ふみまろ
元気かと友達夫婦がやってきた だから余計に寂しくなった
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詠み人知らず
ただひとり呆けたる母は野に立ちぬ親を見棄てし子を待ちわびて
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卯月
たぶん瓜から生まれたんだと思います親はいないと決めましたので
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美紗
生駒山 裏と表と 違う顔 ケーブルに乗り いざ遊園地
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卯月
さようなら少女のわたし幸せな家族はこれから作ればいいわ
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卯月
諦めてしまえば案外楽なもの ちちははなんてもともといない
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雲のジュウザ
正月に 家族と会える 薔薇の花 たまる涙を 胸に留め置き
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月光
さっきまで 降っていたのは 雪かしら こたつのわたし うたた寝蜜柑
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宙（そら）
子供らの 歡聲聞こえ 獨り待つ 足元シバレ 霜燒け痒い
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紫苑
退屈の猫が結露のレエスより外透かし見る鈍色の朝
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仁 呼
寒玉子 だしでのばして 湯氣の中 具の多ければ 小言少なし
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紅団扇
庭にポチ 雪煙たてて 駆け回る 祖父がゆるりと 煙管くゆらせ
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宙（そら）
夕暮れの 雑踏する街 急ぎ足 早く帰って ただいま笑顔
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奏音
一回忌 明日はきっと 晴れるはず 晴れ男だった じいちゃんだもの
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月明
穩やかな 月に心を 癒されて遠き母とを 重ね思ふ夜
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音波
ガラクタや古新聞を積み上げてだんだんここを故郷にする
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