うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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東大寺
空を飛び 地を走りても 逢いたくて 幼きふたり この胸と手に
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浅草大将
やよ吾子よ真さきく幸くあれよかしらうたき汝を然と守らめ
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のびのび
卓上用 塩と醤油を撤去せよ 来月は父ちゃん人間ドックだ
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東大寺
やがて来る 夕立を待つ 縁側に 蚊取りの煙が ひと筋ふた筋
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たんぽぽすずめ。
遠くある夫を待ち侘び花達も家族としての君のベランダ
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詠み人知らず
朝のパン香ばしきにおい久し振りサラダ菜うまし紅茶もうまし
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文月郁葉
夫がこの部屋に降らせる四弦のベースの雨は歪んで消える
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紫苑
幸うすき生と思いしに今際にてお世話さまとふひとの大きさ
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紫苑
にくしみを忘却れし祖母は在りし日に拳振るいし夫慕い泣く
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さる
きらきらと瞳かがやく孫娘 娘の若きころとよく似て
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七
麦秋も 遠くなりけり 雲濃ゆし 網戸はさみて 猫の挨拶
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七
だらだらと 猫の枕に リモコンを 取られてぼんやり ワイドショーの午後
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笑能子
蒸し暑き晴れ間を縫いて西東右手左手いずれも重く
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東大寺
肩に乗せ 手を引き共に 遊びし日 戻らぬ時の 遥か彼方へ
8
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さるのみや＠歌会
瑞々し 新芽の映える 山道を たすけあひつつ 老ひの夫婦は
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のびのび
母ちゃんが手編みのナイロンたわし持って床を磨きにやってくる水曜
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さるのみや＠歌会
娘から贈られし傘うれしくて雨降るなかを散策に出る
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詠み人知らず
まぼろしと語らふ母は我の知る母にはあらず寂しさの極
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詠み人知らず
幻覚を見つつうわごと言ふ母の傍らに置く白き歌帳
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詠み人知らず
手術後の浅き眠りを懸命につかまへやうと母足掻くなり
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