うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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佐々一竹
石貫の頑固親父が立ちまわる昭和は遠くなりにけるかも
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のびのび
この島の長男嫁は職業です盆暮れ正月冠婚葬祭
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詠み人知らず
「東京のイルミネーション綺麗よね」勘ぐる母の先制パンチ
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有為
「同じじゃけ」帰省の日どりを電話してまた一年分死に近づいてる
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このパンを三つ買って重ねて上からクリーム塗ってケーキって言おう！
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詠み人知らず
面接の娘の頬は青白く震える足で明日に踏み出す
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阿房奈児
休日の 眠り切り裂く 機械音 父という名の 掃除魔がいる
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詠み人知らず
虹が出た！月が綺麗！と娘から 携帯メールで愛が届くの
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紫水大夫
九十の齡を過ぎて鑠とたつ 大樹のごとし親父の背中は
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まき
祖母はもう子供に帰ってしまったがちっとも幸せそうに見えない
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虫武一俊
イチゴ・メロン・レモンのとなり ハワイに行く父に頼んだ青いくだもの
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たんぽぽすずめ。
人肌のミルクで母の心音へ近づき大の男が眠り
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螢子
理不尽な別れ受け入れひそやかに夫信じたる妻の哀しみ
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たんぽぽすずめ。
日だまりも時雨も分かち合う瓜に兄弟喧嘩とかが消えてく
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のびのび
その昔 軍雇用員だった祖父 給油所のことをカルテックスと言う
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千紘
何事も無いといいつつなにごともなき幸せを感じる暮れ
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紫苑
粗相せし猫を叱れず この子らと親をおくりて老いてゆくのか
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久哲
よる辺なき身ゆえ悲しき兄鳥は弘法市の上、高く飛ぶ
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庭鳥
鳥なんて飼うものですか。あるじ鳥ペットも鳥で鳥籠仲間
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庭鳥
ペット可のお部屋にふっと憧れる猫がいいなあ暖かげだし
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