うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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兎桃
里山の畠の畦道細ければ一日踏まぬに草の被ひぬ
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うすべに
伐られても名月までにとたくましく そぼ降る雨につぼみ濡らせて
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仙人の弟子
雨のあと 川沿いの道 ごうごうと とどろく水を 夕凪なだめ
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光る君
星空に光織りなすオーロラは大空泳ぐリュウグウノツカイ
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へし切
風情ある眺めも今は失われ言ふに言はれぬしとど降る雨
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秋日好
雨粒がぽとりと落ちて終幕を告げる私の優雅な時間
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音蔵 雅秀
十号は紀伊半島から北陸路 勢い削がれ わが郷逸れる
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音蔵 雅秀
嵐前 部屋抜く風の心地良し この夏一番 今のところは
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うすべに
花立ての白百合つつむ槇花に 山のふかさの青さのにじむ
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茶色
台風に振り回された今日に二百十日の日めくりの文字
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うすべに
夕陽さす雨のなごりを穂にとめて きらめく稲に寺の鐘の音
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敦希
うたに在る季の移ろいに誘われて 風に触れ肌に心残りが
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へし切
暮れかかり日中の暑さはやはらいで夜の静寂に集く秋虫
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薫大将
台風が去りて澄み切る青空に伸びして庭のいちじくをもぐ
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音蔵 雅秀
暑く無く風心地良く雨もまだ さほどに降らぬ 嵐待つ今
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音蔵 雅秀
空白く風そこそこに雨もまだ 嵐の前の静けさなりや
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音蔵 雅秀
報道の伝う爪痕無残なり 自転車台風未だ只中
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音蔵 雅秀
鳴きじゃくれ如何に惜しめど 移ろえる 季節は戻せぬ なぁツクツクよ
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杜鵑草
穏やかに伊予路を過ぎる野分かな激しからむとかねて聞きしに
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うすべに
竹さわぐ 髪ふりみだす秋やなぎぶきみに動かぬ灰色の雲
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