うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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こぐまじゅんこ
幼い日の子どもが貼ったシールたち居間のあちこち剥がされずいる
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紫乃
妊婦さん 二つの命抱えてて小さい方が無差別級です
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逢桜カイン
ドングリを連ねて作った首飾り娘に見せれば一言。ママに！
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さる
じゅうたんの端につまずきかけるわれのことを気遣ふ孫娘あり
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ピエロの笑顔
「風邪ひくよ」ソファで寝ている父に言う父は「おうよ」とこたつに入る
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葉月夏生
ひとつ無き乳に母は 涙の泉を隠していたのでしょうね
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只野ハル
戻りたくないと泣いた事を忘れたのかフリをしたのか笑った
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貴妙法師
海風にその身をさらす愛鷹山に 子を思いたる母を重ねる。
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ふきのとう
ふつふつと湯気たちのぼる寄せ鍋を夫と囲むも言葉少なく
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kaya
出征のデッキに乗り出し「また来る」と祖父の遺影に兵士の面影
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こぐまじゅんこ
裏庭で氷を割ってはしゃぐ子ら冬の冷たさ楽しむ術知る
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ぎんこ
痛む手の甲に巻きつつ枇杷の葉に母の眠りを守れと祈らん
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ぎんこ
枇杷の葉の 汁を絞りて背を拭けば痒みは去りて明るき笑顏に
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紫乃
「何事もありませんように」祖母が言う。
「いいことありますように」と私。
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薫智
我が家では猫の定位置決まってる広間のソファで寝る僕の上
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義里数
冷め切った二人の分の卵焼き待っていないで食べればいいのに
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浅草大将
三つの名を並べて宿をかりそめの親子なりとは人の知るまじ
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ぎんこ
枇杷の葉の湿布が痛みを取ると聞きすがる思いで今日より試さん
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サセボ
離れても和歌を通して繋がれるそんな親子は素敵だと思う
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浅草大将
子を抱ける君とながめて声もなし夢はうつつの瀬戸の夕暮
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