うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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ＫＥＮ
紫雲英 昭和の日々を 埋めをり 住む人の絶ゆ 口風琴長屋
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詠み人知らず
夢心地 歌を歌うは 君の声 響く気持ちを 歌ってほしい
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茂作
花終へた鉢の紫陽花惜しまれて 又も見んとや庭に植う君
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横井 信
来る夏に疲れたままに運ばれる朝の列車の重たい響き
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稲穂
彼方へとつづく麦の穂この空にハチドリたちの夢をみている
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草木藍
朝靄の東の空は朱鷺色に山は藍鼠やはらかきかな
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仔柚
ユニクロで買ったんだってまるわかりサイズシールがついたままだよ
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へし切
「なんだかなぁ」何どて かく出づため息の 税金 公金 誰がためなるか
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ななかまど
半袖の腕より夏はやって来る舗装道路に陽炎たてば
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千映２
レンタルの着物も映えたら良いらしく年中白地が古都に溢れる
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恣翁
天鵞絨のごとき苔生す 傍なる巖に 暫し腰を下ろしき
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さえね
この砂にいつか小さな花が咲き実がなるまでの千年を思ふ
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舞
あの映画あの役の人夫婦して顔はうかぶもともに名はでず
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詠み人知らず
朝顔に 出会うことなく 夏が過ぎ 暗がり動く 夜光虫よ
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横井 信
夏までのこよみ数える夕暮れの森の梢で争うカラス
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仔柚
ライム・ラム・ミント スタンドバーの隅であぁいま私初夏を飲んでる
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つばす
蓮池に何十個の花が咲く 宇宙に向けるパラボラのよう
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滝川昌之
ぐるぐると財布の中を逃げ回りレジを待たせる端数の小銭
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ななかまど
どう見ても好きになれない鴉でも朝な朝なに会えば馴じみぬ
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只野ハル
すぐ消える粘りのない泡ビールもどきじゃ酔い足りない頼りない
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