うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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舞
我逝かば星降る丘に その墓碑は君への言葉「ありがとう」と
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あどりあん
のらくらり 山も谷も何物ぞ つがいと共に無事これ名馬
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影間
ゴチャガチャに積まれたキッチン食器群憎めどこれも母に似た証
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安奈
珍しくファッション雑誌を買ってきてクリスマスに向けアピールしている
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詠み人知らず
青空に 理由はないが 頑張れと 遠くに見える 後ろ姿へ
1
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あひる
教會に光は海より入り來て娘の細きうなじを照らせり
5
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キタハラ
それぞれの役を演じて食卓にならぶ茶碗と箸と湯呑みと
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安奈
トランクに洋服詰めて家出して途方に暮れて夜には帰ります
4
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舞
温泉に浸かる野猿に吾は妻を妻は我指し相似ると言う
14
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花鳥風月
あの頃の若気の至り結局は全部貴方の言うとおりだった
1
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詠み人知らず
その背中で何かを守ってきたことも忘れて幸せそうな笑顔で
3
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笑能子
一言の前置き欲しき事もありせめて心の準備に用い
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詠み人知らず
持ち越せぬ重き荷物の大半をこの世に捨てた認知症の義母
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詠み人知らず
夜遅い母は誰より早く起き「お弁当まだ冷ましておいて」
5
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螢子
寿命って確かにあるとそう思ふ傷跡だらけの父の心臓
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詠み人知らず
サンタさん何處にゐるの？と幼な兒は街の燈りに目を凝らしゐる
6
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佐々一竹
かえで散りいちょう散りたるこの道の向こうに待つは我が家族たち
4
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影間
物の怪の掻きたるような空模樣横目に母はテレビとドォナツ
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舞
背を撫でて心と身体の凝り溶かす妻の寝息に吾も癒され
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さとうはな
我もまた母の瞳のあの宇宙を瞳に抱く日がくるのだろうか
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