うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
山上の読経の声も冬支度 まだ燃えるわと散り残る紅
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夕夏
ほしょうきんしえんきんとかつかってしまいしらぬふりするかんのあり
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夕夏
もんだいはきょうぎないようよりやくそくをまもることへのしんらいど
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灰色猫
絶海の無人の島へ行くのなら私は夢を持って行きたい
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灰色猫
地球こそすべての命の墓ですと考古学者の遺言らしい
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灰色猫
地図もないふんわり歩む月面に私を縛る信号はない
9
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灰色猫
掴むから掴んでくれた君の手をいつでも離してしまえるように
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うすべに
葉を散らすしぐれに濡れるべにの森 近づく冬が扉を閉める
8
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菜々子
コスモスが風に揺られて笑ってる 私を馬鹿にしてるみたいに
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芳立
奥山は色もかぎりのくれはとり綾にぞ白き糸かかるらむ
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び わ
良く晴れて朝陽が窓から覗きこみご機嫌いかがと伺ていおり
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灰色猫
パンがないミルクもバターもコーヒーもここまできたら愉快でしかない
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ＫＥＮ
冬枯れの 槻木の箒で 闇を履く 魔女飛びまはり 星冴えるかな
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つばす
何故なのか桜紅葉の美しさ ただの黄や赤の葉なのに
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滝川昌之
良く晴れた冬日に下弦を過ぎた月 散り急く銀杏並木の上に
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源 漫
冬の野に彩へるきのこ手折るにも忍びねどつと犬に食はれつ
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コタロー
樹々の葉に鳥の囀り美しき姿も愛し四十雀なり
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コタロー
池の水全部拔かれて驚けば草むらに飛ぶ秋津に夢中
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松本直哉
うつし世のほとりにいこふ水鳥の羽交ひにあはき冬の日の照る
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灰色猫
子供らが目を輝かせ鉛筆を持ってることが豊かさだろう
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