うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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飛和
夏の日の海の呼吸にひと匙の恋を足したらレモンスカッシュ
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灯台源美
扇風機の「中」と「おやすみ」「６」の灯をなぞりて夏の大三角形
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舞
夏休み校庭駆ける子どもらの日に焼けた顔向日葵の花
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茂作
夏盛り聲を盡くして鳴く蝉の 命は知らず明日の來るやも
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今でも幸ちゃん
水撒きをはぶきて畑のトマト採る 昨日の雨に程よき湿り
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今でも幸ちゃん
たちまちに雷雨の注ぎ 畑中の夏の葉菜の色あたらしく
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今でも幸ちゃん
巧みなる話術に授業進めゆく夢に目覚めつ 辞めたる今も
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ハーコット
鳥頭 おっちょこちょいは群を抜く うっかり座る味噌豚の上
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横井 信
蜩のにぎわう夏の公園で風のしおりをはさんだページ
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トウジさん
核の傘護ってやるというけれど張本人はお前だアメリカ
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トウジさん
静かなる朝餉の音もそこそこに地獄に変わった八月六日
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ななかまど
山と空書く夏休み画用紙は青と緑の夏色となる
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夏深
夢で入る店は醬油屋箱で買い使い物にと手配し醒めり
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凌霄花
老いの坂登る一歩に掛け声を下津井節でリズムを刻む
9
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Aquarius
鬼子にて生まれ時代の徒花と散りゆく先は悲しかりけれ
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舞
糧のため死んでるような一日を終えて夕焼けひとつ老いゆく
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茂作
二段飛び階段上る若者の 先には御社縁結びの神
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灰色猫
ぷにぷにと贅肉つまむ平和とはおそらくこんな感触だろう
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夕夏
ぎょうせいはとしこうざんをほりおこせしょうひぜいでのしゅうえきのため
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つばす
葉の陰でひっそり育った大きゅうり もはや白瓜如何で食べよう
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