うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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菜ノ月
泥団子どうぞと笑う愛娘見え隠れする妻の面影
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しづく
恨む気はないけれど忘れないだろうわたしはきっと子を産まない
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しづく
あたたかいお湯を期待はしないからくちびる湿す水をください
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しづく
「十年の寿命だそうだ」言外に十年以上もたせろこのアマ
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しづく
愛するということがまたわからなくなってすみれをじっとみつめる
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しづく
思考する自由があってまだ明日も生きてゆけるという歌を詠む
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いちにのパッパ
まだ若いと思い込んでる父母がいるこの上もなく恵まれしことよ
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きたの小町
できないと 泣きじゃくる君と 見に行かむ 折れし枝にも 花咲かす樹を
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紫草
筋かたき蕗を煮しめて偲ばるる姑の面影醤油の香り
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舞
夕暮れにポツリポツリと窓の灯に温もりのあり待つ人のあり
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中空
何もせず生きているだけの我を褒める 北向きの父の病室暮れなずむ
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七色コイン
孤独とは一人居ること非ずして 親がいたこと気づかないこと
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詠み人知らず
母さんが頭を撫でてくれるから 豆の皮むき手伝ってます
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いちにのパッパ
耳打ちが君に「ぱーぱ」と言わせてる君と耳打ちの主へありがとう
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七色コイン
この指は我が二親がくれたもの 根性焼きを消してください
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詠み人知らず
いつからか当たり前で忘れていた 人に幸あれ 君に幸あれ
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いちにのパッパ
母の日に子ら寝かしつけＴＥＬをする遅れて届くギフトには触れず
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いちにのパッパ
出張で寄った実家に小言なく両親は今じいじとばあば
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かぐら
ひさかたのサンドイッチが迷いなく明日に間に合うこともないこと
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いちにのパッパ
この歳で親の手料理いただけば美味くないわけあるはずもなし
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