うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
|
|
-
トウジさん
鉄塊を 切り裂くほどの 剣もて 我が戸惑いは 容易く断てぬ
5
もっと見る
-
ＫＥＮ
月落ちて 琴音は更に 冴えにけり 闇の川面の 風湿らせて
8
もっと見る
-
ななかまど
日照り耐えふさふさと葉の夏だいこん辛きを噛んで母恋う日なり
10
もっと見る
-
ななかまど
二十日づつずらして種を播きし母とうきびの芽の出れば思ほゆ
11
もっと見る
-
あかつき
骨だけになったビニール傘在りて人の最期に思い馳せたり
4
もっと見る
-
行中納言中将知師
たひらなる御世の人にや忘れらる かつて血染めし川原なりけり
4
もっと見る
-
滝川昌之
バクは喰う嫁と暮らした夏の夢 向日葵いっぱいハナマルの夢
13
もっと見る
-
ＫＥＮ
降る雨に 謳うものとは 不如歸 燈りを落とす 部屋湿らせて
8
もっと見る
-
水紫
月命日手向ける花に文添えてあの世へ届け孫娘の今
6
もっと見る
-
ＫＥＮ
子規 眞似て咲くかは 赤さつき 日盛りの路 血を吐く程に
12
もっと見る
-
夢士
声合わせ「南無阿弥陀仏南無阿弥陀」読経のなかに母を送りぬ
9
もっと見る
-
ななかまど
忌の母の今日も畑に居るようなわたしの半分あなたでできる
8
もっと見る
-
ケンイチ
ささやかな葉音を去らう薫風の後の静寂の一輪の花
7
もっと見る
-
みっさん
送りたし母の日カード何処へとすでに身罷りし母にしあれば
4
もっと見る
-
ＫＥＮ
あだたらに 殘る白雪 照らしつつ もちづき落ちて 浮かぶ街影
11
もっと見る
-
ＫＥＮ
つくよみの 燈る夜空が すみれ色 病めるあなたの 切り繪のやうだ
7
もっと見る
-
ＫＥＮ
硝子の ごとき燈りが 忍び込み ほのぼのと浮く 薄墨の文字
8
もっと見る
-
吉野 鮎
唐突にきみが死をきく 滿月があまねく照らす甍の連なり
11
もっと見る
-
ケンイチ
若楓のさざめき止みて手を重ね何処かへ続く道を見ている
3
もっと見る
-
千映２
母宛のカーネーションは今年から天国に贈る予約を入れる
4
もっと見る
