うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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いちにのパッパ
絵心が無いと言われた似顔絵に欠けているのは真心のほう
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三嶋
食欲をそそるにおいが受話器越し伝わりそうね 今夜はカレー
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五穀米
出費という行為を嫌う我が父はしかし税理士という経済人
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ゆうくん
子の指が 風に指揮する 秋を聴く コスモス花が 摘まれゆく日に
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コーラ
せんしゅうのうちからいたずらのせんげんするからうんとおかしかったよ
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舞
あなたとは終いの棲みかをともにする例えて言わば妻のひと文字
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裕二
私の穴あき自転車直してる父の骨ばった手が好きでした
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只野ハル
訪ねると喜ぶ顔を見せながらいつ帰れると寂しげに問う
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由良
老犬が去る日も遠くはないでしょうそれでも君はひとりじゃないよ
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月夜かぐや
七癖で 瞬時にわかる 深層心理 共に過ごせし 時間を想う
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詠み人知らず
新聞の歌壇の欄に祖母の名を見つけておりぬ秋の夕暮れ
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リンダ
摺り足でのそのそ歩くスリッパは母の重みに耐え切れず鳴く
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リンダ
ゆっくりと階段のぼる足音よ父の憂うつ日ごと膨らむ
1
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ふきのとう
久方に娘と話す電話口他愛なきこと声出し笑ふ
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五穀米
道中の車の中の光景を未だ覚えたる父との諍い
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たんぽぽすずめ。
足先の冷え込む夜は川の字に寝てた家族がまばゆく寝れぬ
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夏恋
良い顔をし過ぎる癖のある母の詰めのところで翻るのも癖
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南 骸骨
弟よそっちじゃかなり先輩だぁ俺もそろそろ逝くから待ってろ
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詠み人知らず
霜降や床の敷物寝屋の布楚々と整う糟糠の妻
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大隈曽良
自動車を持っているのはお金持ち雨でも風でもうちは自転車
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