うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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まがね
腰痛に苦しむ母の痛み止め真央ちゃんが飛ぶトリプルアクセル
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ふきのとう
風邪をひき元気なき子に添い寝する吾に重なる母の思ひ出
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詠み人知らず
おかあさんいつたい幾つ藥のむ？歳の數だけ飮んでゐるのよ
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詠み人知らず
猫が居た場所はほんのりあたたかいうわべの言葉よりとても温かい
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春声
疲れ見る我が城団地の白壁に染まりし夕陽夕餉のかほり
5
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由良
帰宅する主を迎えに出れずとも気持ちはいつも寄り添う老犬
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ふきのとう
コスモスに揺れて隠れるみどり児の髪にはらはら小花の優し
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南 骸骨
音欲っし夜中に窓を開けたれば足音を消す猫と目があう
4
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いちにのパッパ
チビ太きてチビ子きてあと君もきて「おかえり」がある今日は吉日
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大隈曽良
白米を映して見ませお鏡に硬いと言わずよおく噛みませ
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詠み人知らず
上半分 日に照らされたマンションは 夕食の支度 香る馬鈴薯
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舞
若夫婦子を抱く笑顔写りたる古びた写真乳飲み子の吾れ
6
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遠井 海
両隣うら若き美女に挟まれてこんなモテるの初めてね？パパ
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ふきのとう
四十歳を迎えし娘に母として元気で暮らすを祈りゐる朝
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由良
この頃は眠ってばかりいるんだと寂しげに言う 老犬のこと
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いちにのパッパ
孫と子の名を間違えて連呼する老父はきっと愛のある人
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ゆうくん
秋空の 色を運んで バスは行く 淡い車窓の 青と白とを
2
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いちにのパッパ
公園へ子らと歩けばサルスベリ地面まで咲くふるさとの道
1
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只野ハル
仲直りしてもさびしさなお消えず薄れて残る傷痕に似て
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只野ハル
黙々と認知の母の食べこぼし膝つきながらティッシュで拾う
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