うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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リンダ
お目当てはスイトンの粉もちもちと鍋に入れても味噌汁もよし
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リンダ
とりどりの洗剤ながめ意味もなく薔薇の香りを籠にほりこむ
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リンダ
真夜中も安さをうたうドンキホーテ積まれた麺の嘆く声きく
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リンダ
交差する足を組み替え骨盤の歪んださまを思う待合い
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詠み人知らず
これ以上頑張れなくて一人嗚咽した泣き顔のままでは帰れないのに
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さる
一年の 三分の一 棒に振る かけがへのなき 一日を生きる
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田中ましろ
本当に伝えたいのは三十一字の隙間に埋めた三十二字目
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赤橙黄緑
とび起きて悪夢だったと撫で下ろす胸の鼓動が隣からする
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ぷよよん
張りつめる硝子ケースに一輪の不老の薔薇は生きてはいない
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ぷよよん
群をなすネオンテトラの一匹の哀しき青は水に溶けない
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ぷよよん
生といふ光がここにあるならば羽化した蝉のオーロラだとか
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山本克夫
走行中突然開きはしないか電車のドアに押し付けられ気が気ではない
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山本克夫
渋谷１０９両手ひろげることなく救いとはほど遠いスクランブル交差点
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ちゃー
晴れた日に 遠くに行きたいそれだけでバイクを買った 今日は納車日
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akari
最高の賛辞と思う「どうしてかわからないけどすごく好きです」
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銀ねず
橋の下で拾われてきた娘なりに雨の降る日に家出を決める
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銀ねず
走り込みを終えて静かにほつれてゆくいかりや印の虎皮パンツ
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銀ねず
焼きたてのパンと積み木に目もくれずとっくみあいのおすぎとピーコ
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紫苑
さざ波のうえに星座を描きしは宇宙の凝るルーシーのうつわ
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只野ハル
午後の手術思いつつ出かける前にうたのわに行ってきますを言う
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