うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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只野ハル
身を引くも 見識なれど あの歌を 読めぬは寂し うたのわの冬
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詠み人知らず
とん とん とん 喉を裂かれた歌姫の指先が踊る とん とん とととん
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只野ハル
滅亡論 あれど短歌は 生きて行く 詠む人あれば うたのわもまた
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只野ハル
高き岩 崎のみなみに 姿よく 立ちたる様を 遥かに眺む
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只野ハル
早春の 小さき川の 水音は 思いのほかに ゆたかに響く
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只野ハル
知る努力 美雪と積る 宝物 知りたる不幸 あると云えども
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リンダ
綿入りの毛布を惜しむ朝七時 起こす猫あり君は毛皮だ
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リンダ
おめでたい奴と笑われ馬鹿にされメタボと違うキムタクに酔う
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リンダ
ああそんな近くに来たらどうしよう目覚めて惜しむ彼のまなざし
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リンダ
夢の中デートする相手はキムタクと方程式ができているらし
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只野ハル
リハビリの 順番待つ間に 読む特許 治療の後は 読まぬを許す
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東大寺
突然の 嵐の中を やって来る 君を迎える 悪魔の館
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紫苑
駅頭で讃美歌うたう人々よ 呂律回らぬ賛辞に答えよ
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ハーキー
冷たいないつも冷たいと伝わるよ 包んであげる僕のつま先
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卯月
三十人殺しの本をめくりつつマクドナルドはそぐわない場所
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紫苑
うたのわに下書き機能あらざれば歌帖にすまじ歌集にぞせむ
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車男
それぞれに詠む目的は異なりて 刺激しあえるうたのわがよい
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卯月
目覚めから年中無休で眠るまで鳴りっぱなしの耳があります
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車男
さまざまなスイッチの位置や角度にも託されている 吾の自由は
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車男
ひとに世話される身なれば 今よりも衰えざるを願うのみなり
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