うたの一覧
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螢子
朝早く河原に集ふひとびとは一夜の夢の儚さを知る
4
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浅草大将
戦場に神は黙さじ斃れゆく民と兵士と共に叫べり
13
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きりあ
紅茶葉で染めたシャツ着て泣き喚く気狂いピエロ真夜中の闇
4
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ゆら
チョコレートケーキが食べたい リプトンの紅茶も欲しい 誰かといたい
3
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ゆら
出来るだけ全部自分で生きてたい 無限に連なる素数のように
2
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北窓
青黒い水のグラスを空にしてただ前を向き踏み出した朝
2
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螢子
布団よりはみ出す手足蚊に刺され目覚めて気付く我の鈍さや
1
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大河千紋
いひはじむ言の葉枯れたるありし日に葵や葵何ぞ思ひける
6
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リンダ
いつの日か心の晴れる日が来ると信じてうしろ振り向くなかれ
5
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リンダ
風うけて膨らむカーテンその中に猫がたたずむ置き物のごと
2
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ゆら
おはがきに残暑見舞いと書いている「健気なLAMY」と名づけたペンで
1
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只野ハル
何事も無き日連ねてひとり生き知られる事なく朽ちるもよし
2
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ゆら
ほら泣いて 笑って聞いて 瞬いて あなたはいのち わたしはいのち
1
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詠み人知らず
寄りかかるものを探しているくせに平気な顔して歩く東京
15
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只野ハル
期限近づきRCを落としたが試しに入れるパソコンがない
1
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紫苑
よる詠めぬうたを朝詠み あさ詠めぬうたを夜詠み ひと日がすぎる
6
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詠み人知らず
何もかも流されたという映像の端に子どもの靴映っている
5
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ないち
フィルターで歪んだ世界を受け取った新しくした乱視のレンズで
4
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紫苑
まえ見えぬ白き雨中に素裸で駆け出したきは我のみなるか
6
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悠々
アリフレタ サラダバカリデ ニクガナイ歌ッテコンナ カルイモンカネ
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