うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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ほたる
情熱の女流俳人の名を知りて 我も束の間 女流歌人に
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少納言バッテラ
若ければ 発見器のよに 心揺れ まきびしまきたい そんな日もある
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リンダ
ソラナックス混じる血を出し婦人科の診察台は女だけ乗る
5
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やすむ
正直に「両方です」とこたえたら「そんな馬鹿にやる斧はない」って。
5
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螢子
彗星のごとく現れし鈴木しづ子「俳句は命」と言ひて消えたり
7
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リンダ
一日を家から出でず時折にウィーンと唸るパソコン愛でる
3
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凍
どこだってきみと私の立つ場所は荒野だ風のびょうびょうと吹く
4
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螢子
日本画に新しき風吹込めり影を描きし英一蝶
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海月琉珠
心荒れ狂う今こそドラゴンになって吐きたいファイアーブレス
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海月琉珠
情慾の弔ひかたも知らぬまま石化してゆく生の苗床
5
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海月琉珠
生産も消費もカネで考える奴にゃわからぬ詠みのタノシサ
9
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海月琉珠
一瞬の靜寂のあと押し寄せる拍手、ブラボー、鳥肌、涙
4
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リンダ
残酷なグリム童話を読み返しやっぱり王子は居ないと知った
1
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恩田ヘヴン
不自然な一瞬だけの歌じゃない夕焼け雲をおぼえていよう
1
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ほたる
棘のある歌詠む夜は今更に 心を閉じた思春期の少女
5
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紫苑
言わぬまま分かちし袂 信じ切れ苦しかりとも 求むるみちを
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紫苑
吾が悪しとみずからを告る勁ささへ失へる我が弱きを責むる
7
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下地杏
しもちゃんを心配してる人もいて「たくさん食べろ」と渡される皿
4
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下地杏
「男ならよかったのにね」と言われつつ上司の奢りでカラオケに行く
5
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由良
行き先の不安を優しく照らすよう窓辺からは中秋の名月
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