うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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蛙の庭
闇に高く震へる凧よわが歩む足下も危うき星の海なれ
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蛙の庭
孤獨とは留めるピンなき宙吊りの背中の闇に怯える十六夜
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蛙の庭
ゆうるりと星はめぐれる恐れつつ夢む繪図なき海に迷ふを
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光源氏
あやなしきいかにいはむやうたかたは撰みて申す覺えありきや
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光源氏
己が身と思ひ過ぐせし草の葉のさやかに見ゆる浅茅生の里
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光源氏
宿り木は野風もなびき心だに知らずしもあらじ誰によらずや
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光源氏
かはらじと思ふまもなく白波の寄せてはかへすにぎたつの船
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光源氏
はかなきや色も終へゆく有為のこゑ結びたがふる浅きたそがれ
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詠み人知らず
女とは暦もつもの神秘にも似た満ちひきの朧月夜や
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杏子
小説に出て来る人に 恋をする現実よりも はるかに多く
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杏子
眉の形 思い通りに 描けた日は良い事がある そんな気がする
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杏子
つい 夢中 夜更け過ぎまで 読み耽り躍動感 溢る ヒートアイランド
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藍鼠
「王子様お待ちしてます」姫君は夜の色さえ知らないままに
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藍鼠
嘘吐きのかみさまならばほらそこに今日もごきげんいかがとわらう
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藍鼠
出来心ついてはならぬ嘘をつき結局あとで後悔している
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天野
おやすみは時間が海のようにありうっかり沖へ流されました
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天野
僕は僕なぁんてことを言いながら必死で居場所探しをしてる
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庭鳥
こぶしからはみ出た髪に明日こそは切りに行こうと思う宵なり
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ほたる
遠い日の故郷の空ゆるゆると孤高の鳶見上げた少女
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紫苑
身に帯びる微熱のままに語るひと麦の畑になにを捉えし
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