うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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うにうに
一度だけ見つけた風をつかみとり空をみおろす場所へとびたつ
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うにうに
持ち帰る術の無いまま掘り当てた埋蔵金を抱えて眠る
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野比益多
撤退の要求ならば大声で腹筋使って言ってください
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薫智
可能性どれだけあるか知らないが磨かなければひらくことない
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只野ハル
標準語ではなく共通語と地域語の二重生活をしている
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野比益多
「がっかりだ」口にだしたら胃が重くなにやらひどくがっくりときた
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庭鳥
スコールに二人羽織りのバイク乗りはためくカッパ雨期のベトナム
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山桃
帰り道我が影踏みて見上ぐれば月も灯りて雪洞の道
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島祝
鄙なれば 朽つる万の 言の葉も蜘蛛絲かけて 今やうたの輪
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詩月恵
止まってた時間追いかけカレンダーめくれば始まる春を始める
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田中ましろ
お気に入りシャツを裏返して着てた ここにいるよと泣きそうな午後
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さる
天津風乙女の髪にやさしくも春の息吹をあたへぬるなり
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芳立
お役目は果たしぬとてや吾が足のぬくもりに寝る電気行火よ
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鈴桜
八百万の思いと共に突き進む我の道には幾らの光
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音波
気の毒な気もするけれどぜんぶもう決まってるから信じていいよ
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たちかわ
にんげんの放つひかりの点在す街のなかにはオリオン眠る
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たちかわ
うしろまえ間違えているセーターに気付かなくてもあったかくって
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笑能子
人の縁垣根の如く続きたりただ淡々と心の作用
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久地宗吾
春のそら夕ぞらだけは季節ちがい引き寄せ閉じるコートの胸もと
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久地宗吾
君がいたちいさな町に吹く風は「ゆうすず」と呼ばれ親しまれる
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