うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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水島寒月
水蓮の葉を束の間とふるわせて真鯉のひとつ泳ぎゆきけり
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ケンイチ
何光年先の銀河におやすみが聞こえる前に明日に会える
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笑能子
強張った言葉に疲れ横たわる一間の眠りの和らぎなるか
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向日葵
変わりない部屋に「居ない」というだけで君の全てが溢れてく日々
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音波
これでもう家族になった 旅先で労わりとして出す正露丸
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ほたる
十七のわたしのノートに散らばったふるさとの星と若き痛みよ
14
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芳立
蜘蛛糸の細きを八方にかけわたし海山越えて文は行き交ふ
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紫苑
われ祈ることば持たねど流れ来るしらべにこころあづけぬ アヴェマリア
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ほたる
地下鉄を出れば気配はやわらかくゆったりと在り学士会館
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三沢左右
消なである蛍光灯のけざやかにうたた寝心地に添ひけらしかも
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愉快堂 空虚
スクリーン見つめたまなこに雨空の雲の光も眩しく映り
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かわのふゆき
無線ＬＡＮ電波を探る中腰のまま固まって便利さを問う
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佐々一竹
いつの日か魔法は解けるほんとうの僕の姿に驚くなかれ
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トーヤ
お弁当食べたばかりで開く本異世界の食（食べてみたいなぁ）
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庭鳥
カトマンズ帰るフライト左側お座りなされ横にヒマラヤ
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水島寒月
虫には虫鳥には鳥にそれぞれの煩いあらん早生みかん剥く
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水島寒月
椎の実の落つるを見ればうれしけれ三つ四つ五つ拾い上ぐ哉
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猿ノ丞狂介
梓ゆみ 大階段を降り来れば道踏みはずし花ぞ散りける
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猿ノ丞狂介
「押忍」と思ふ根性軽く撚られなむ散る挑戦者の貫手留めむ
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猿ノ丞狂介
尻なめていざ聞きにゆかむアマデウス花とみまがふ佳人をるらめ
9
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