うたの一覧 (カテゴリー：時事 並び替え：新着順)
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風橋 平
幾度も豪雨は重吹く幹線道雨はかくまで真白く走る
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只野ハル
登校の子らを見かけて独り言大人の夏も終わったのだと
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風橋 平
百年ののちに船尾でふりむけば青くきらめく島、ありますか
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悠々
ベクレルてふシーベルトてふヨウ素てふ呪文呟く魔物潛みぬ
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芳立
千人の署名が来たぢやあるまいしメール二十に折れる自治体
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山桃
をりをりにふるものあればふらんすのふるやのもりかもおそろしかるらん
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トーヤ
カラコロとまだ終わらない夏の音秋の色したレモンティーから
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浅草大将
聞くことも今やそらなる遠つひと松下風のおもひかよはで
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みやこうまし
図書館に作れぬ意味が吹き溜まる行き場無くせし昨日の戦士
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falcon
公園に子らのかげなく是非も無し蝉時雨してブランコ揺れず
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falcon
東電にたかりて建てし施設には人影もなくただ秋の風
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falcon
原発の夢を語りしひといずこ仮の板屋に秋風ぞふく
5
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真山千展
懸命に生き抜いている人々の 思い出に早くなりますように
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笑能子
呟き場一時なれども雲隠れ渦巻く想いは何処へ往くか
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恣翁
漁る海も打つ田もあらず石巻（悠々） 瓦礫も山の賑はひなるらむ（恣翁）
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みやこうまし
明るくも愁いを見せる名月の心を問わば我と変らぬ
7
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光源氏
しら露に風の吹きしく陸奥は思ひもよらぬ玉ぞ散りける
5
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由良
終わらない悲しみの中咲いていた桜は前を向くしかなかった
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白亜
正義の対に別の正義があるだけで 世界はなおも堂々めぐり
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さる
あのテロの十年記念の日けふ迎ふあの日境に不信始まる
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