うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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櫻日 誠
迎え打つ夏はまだこぬまだこぬと言いて凹ます出てる我が腹
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水島寒月
百円にて求めし菫いろ冴えて命に値あるべくもなく
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水島寒月
うす曇る空映しいる水張田にすず風吹けば小波の立つ
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ほたる
ぬばたまの闇に浮かんだマンションの幾多の灯、いっせいにわれを見る
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水島寒月
和太鼓は気合い鋭くはつ夏の土のおもてを揺るがして鳴る
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水島寒月
とおき日に亡父の与えし宿題のつまりは未だ終えられもせず
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林ユキ
北向きの非常階段ひとりきり聴きわけたいの風のことばを
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後藤郁弥
二十五になっても気持ちは十代でだけどやっぱり二十五歳で
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氷魚
「ありきたり」感動できないのではないみんな感動するゆえの「ありきたり」
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有為
木漏れ日に誘はるる音やうぐひすの祝ふがごとく杜のいらかに
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まるむん
苦しさに名前を与えられなくて軽い嘔吐感の続けり
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さなせそ
「ない」という言葉くらいがちょうどいい ある日のぼくを否定するには
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まるむん
改札まで５０メートル前のめりで歩くヒールの鳴るコツコツと
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まるむん
暗闇で携帯開けば青白い画面世界と繋がる窓よ
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まるむん
背を丸め椅子に座って爪を切る胸に溜まった迷い消さんと
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やながわ亜弥。
少女だか少年だかは闇雲にタミ ウヲ ナイテ ないてなクライ
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前田
短歌も歌だからロックにできると考えまずは色紙を破る
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トーヤ
降り続く雨などないは信じれず今日の青空見上げるまでは
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ふきのとう
五月晴れウォーキング励む人息はずませて通り過ぎ行く
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浅草大将
うき世とて逃るる道も有馬山ゆけと聞きせば今こそ発ため
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