うたの一覧
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卯月
もし本を焼く日が来たらわたしにもガソリンかけて燃やせばいいわ
6
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笑能子
差し引きはそんなものかと納得しさて次だ次と引き摺る事無く
1
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リンゴ
きれいごと言うほどあたし惨めじゃない。欲しいのはそう 富と名声
3
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リンゴ
血を流し泪を流し手に入れた手中に殘るは砂、一握り
5
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紫苑
残照をおくりてしばしゆるされぬさざめきに染む蒼きおとがひ
17
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浅草大将
さざ浪のしがらみなどはものかはの流れの随に浮草まくら
15
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音波
戯れに右の乳房に触れてみる わたしなんにもなくしていない
1
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価格未定
ゼロさらにマイナスもあるサイコロで強制参加人生ゲーム
3
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藍鼠
しなやかな手首に月光ひらめいて踊れ乙女と夜がささやく
6
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只野ハル
夏の予感のときめきも夏の終わりのさびしさも色のない夢
3
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海月琉珠
軽やかに白黒駆ける 軽やかに粒が風に乗って 軽やかに
2
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まるむん
鳴り止まぬ残響ライブは終演し痺れた鼓膜に余韻残りて
7
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只野ハル
ダークマターが遥かに多い宇宙で肩身が狭い光る星
4
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猿ノ丞狂介
五月雨の空にトトロが飛びぬれば何を成したか夜ただ晴るめり
8
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芳立
世のきこえ良かれとまよふこころねのうしにひかれて敷島の道
19
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浅草大将
うつせみの唐にしき立つ浪の夜いそのかみ振る衣手を打ち
14
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只野ハル
七四〇〇の車何度ゲートで条件成立を待つか
0
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まるむん
新しい音が耳元生まれいづパンクロックが鳴るヘッドフォン
0
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猿ノ丞狂介
去年の夏はき古してし猿股をそれとわからず今日もはきけり
5
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加祢
紫陽花に蔓をクルクル遊ばせてでんでん虫のかたちに進む
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