うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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詠み人知らず
ユッコという名を悼むテレビニュース流れ静かに悲しみあらたまる春
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只野ハル
朝の来ぬ夜はなけれど暮れゆけば今宵も闇に思い沈みぬ
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エズミ
思い出をまたひとつ絞め殺す夜 虫の死骸のように言葉は
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螢子
草引きて新芽の命もらいなば生きていけるよもう少しだけ
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紫苑
春の雨逢魔が時はなつかしく逝きし人の声風に乗り来る
6
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詠み人知らず
満月へ孤独を秘めて糧にして切り裂きゆく爆撃機あり
1
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詠み人知らず
天国の じぃちゃん 鳥になって現れる! そして 花びら散らして 飛び立つ!
1
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詠み人知らず
彼は天才で僕は凡人で悟ったら頭にきのこが生えました
4
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詠み人知らず
蒼穹をめがけて叫んだナイフなら今も額に刺さってますが
2
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ゆら
自殺したアイツの好きな歌手の曲 レジを通せばもう客のもの
2
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紫苑
花嵐吹き荒るる夜は樹下に埋けし我が小さき骨からからと鳴れ
2
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詠み人知らず
哀しみに穢れた器にそそがれる和みの水を夢中で飲んだ
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詠み人知らず
鳴り響くノイズにそっと埋めておく嘆きにすらなれなかったものを
1
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凍
境内に花の舞う舞う 春嵐 やっぱりあの世のようだと思う
2
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akari
壮絶な死の詳細を聴いており三年という月日の後に
5
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詠み人知らず
廃品を回収します待ってます気持ちが晴れたらこれを渡そう
1
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四季野 遊
天深く神に抱かれし魂を送る弥生に舞うや風花
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弦跳
鶯の巡り帰れる枝はあれど 我がかいなきにし人来ずとや
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詠み人知らず
エンピツをその最期まで使うよなあるかなそんなアキレスと亀
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ぷよよん
風葬の朽ちたるあとに青銅の鼓舞ひびきゆく 海よ 嗚呼 海
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