うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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水島寒月
秋づけば花梨は青き実を着けぬ触るれば枝のわずかに揺れて
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市川ありさ
出来るだけ楽しく生きていたいのに胸ポケットに潜む暗闇
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ペニーレイン
三十一文字せめて狂気の宿らぬかこころ確かと いう思い込み
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加祢
我が夏はまだ終はらじと明け渡る空にかぎりの羽音広げり
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K-TAI とも
雪降る日名雪を待てる裕一が座るベンチを夏の夜見たり
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卯月
女であるただそれだけで憎む者よあなたは何を恐れているの
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葉月夏生
今年は亡き人の庭あなたの笑顔黄色いカラーが咲き誇る
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青木健一
歩く組む走る投げだす開く脚卑猥な意味も込められてます
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海月琉珠
あのひとと肌が触れても嫌じゃないのは運命の出逢いでしょうか
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海月琉珠
足早に通り過ぎてくカレを見て急いで取り替えるコンバット
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海月琉珠
同じ社のひとがわらわら押し寄せる店のランチはぜんぶ薄口
1
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海月琉珠
山羊革の靴を頂戴 スキップで苦虫を追い払えるように
2
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青木健一
カナならば少しやさしい気がしてただけど「セカイ」は難しすぎて
5
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赤橙黄緑
五円玉の穴をくぐってぴょんぴょんと動く小さな蜘蛛の行方は
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赤橙黄緑
木になった梨の果汁たっぷりで育った亀虫？・・・それでもやだな
2
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光源氏
あしひきのかなたこなたに結びあれど讀み手にいざといふ人のなき
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まるむん
前を見て歩けない日の帰り道赤いハイビスカスを見過ごす
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ゆびきゅ
疲弊した理性の底に囚われた 無意識に刺す ナイフの光
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螢子
空港の誘導灯に呼応せし光る稲妻音もなきまま
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光源氏
秋の夜は丑三つ時となりにけり心もとなき寢覺せらるる
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