うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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音弥
ドアを開け入った途端に鼻腔を打つこの芳香は「蝋梅よ、ほら」
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び わ
金柑が元気なくなりしょんぼりと畑を他人に譲渡知ってか
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灰色猫
国境がどうしてあるの地球には月から見れば美しいのに
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灰色猫
神様へ青い地球が見えますか病と闘う希望の星が
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灰色猫
銃声の響かぬ星を育もう宇宙の風は差別はしない
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詠み人知らず
ぎゅぎゅと 踏めば固まり 氷になる スノボしたいな 楽観的な日々
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うすべに
春立つ日 風寒くても朝焼けは桜の色にほんのり染まる
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武蔵野
かすみ草 ただよう匂い 強烈で 邪気をはらうと いわれしものか
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滝川昌之
シャンプーをいっぱい買って春一番 埃の中の季節（とき）に触れたし
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タイベリアス
真白路ををさくっさくっと踏みゆきてしのぶことなどできぬと笑ふ
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タイベリアス
雪踏みてさくっさくっと聞こえたりつい考える三十一文字を
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みっさん
射し込める明るき光にコロナ禍の欝の気分の晴れゆく立春
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灰色猫
敗戦の農兵たちの亡骸に天使のように綿雪は降る
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灰色猫
誰しもが心の奥に懐かしき山を抱きて強く生きゆく
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灰色猫
心には鍵などあらで初めより開かばそこに自由はありき
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灰色猫
別れには悲しみ要らずと星をゆくカムパネルラの銀河鉄道
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灰色猫
心地よき夜の浜辺の星砂の粒のひとつを静かに生きむ
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詠み人知らず
猫が鳴く 烏が鳴いて 雀鳴く 車が通り パン屋が通る
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武蔵野
南西の 陽が暮れる雲 見上げれば 小鳥囀る 天まで届け
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みっさん
ピンク色グレーに変はり濃きブルー暮れゆく空に心奪はるる
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