うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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紫苑
時はすぎ縺るる糸も消えゆきて残れる美しき薔薇の思ひ出
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キタハラ
ばらばらの記憶をつなぎあわせればフィルムのなかであなたが笑う
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東大寺
風の音を 心に入れて 茜色 西に向かって 祈りを届けん
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影待みつる
悔しさを忘れるために詠む歌が増えていく吾壊れゆく吾
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光源氏
いつはりの泪なりせばほととぎすかはかぬほどにあかず鳴かせむ
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光源氏
惜しめども花のたむけを舞ひ散らせなげきのもとを闇にいざなふ
10
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光源氏
いくばくの常ならぬ世の花なればむなしき風に我も散りけり
10
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光源氏
今日もまた道のしばくさふみわけてしばしこの身はとどめぬるかな
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光源氏
誰がために明日は殘さむ山ざくら片身の月をそぞろながみて
10
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たんぽぽすずめ。
うたのわのを繋げたままで寝に落ちてパケ放題も怒る明け方
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キタハラ
青空に続くフェンスの前に立つ どうやら羽根は生えないらしい
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猿ノ丞狂介
花でさそふ芸者はいつもの雪ならで旧りゆく女ぞ我がもとへ来し
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猿ノ丞狂介
海の中は常にもがもが溺死体あまの小舟の綱手かなしも
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まき
「三十になる前に死ね」呟いて舌を出すシド・ヴィシャスはわらう
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銀ねず
圓楽さえ連れて行かれた２００９年、神よあなたは欲張りである。
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悠々
サビシサノ果テナム国ハイマモナオ山ノアナタニアルノダロウカ
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詠み人知らず
寒風が何処も渦巻き逃げ場なく紅茶を淹れる 心だけはと
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たんぽぽすずめ。
憂ふ夜は羽毛布団にペガサスと名前を付けて朝へ飛び立つ
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悠々
ホントウノコドクハイキル時間サエ一秒ゴトニ消エテユクコト
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詠み人知らず
妹のインコほふった野良猫よ 君も今では枯野の骨か
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