うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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参田 三太
老いし子は 思い出づるや まなうらに垂乳根の母 犢鼻褌（たふさぎ）の父
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参田 三太
こころ病む 男（を）の子を遺し 父逝けり てんがいこどく むしょくとうめい
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参田 三太
末の子は 籠りしままに 不惑過ぐ 切れぬ思ひに 庭に哭く親（両親）
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参田 三太
ひきこもる 末の子遺し 逝きし親 松の梢で 朝ごとに啼く
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詠み人知らず
母の腰 治れ治れと 祈れども ズレた腰骨 言うこと聞かず
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多良ラッタ
白黒をはっきりさせないやり方もあるものなのと君に教わる
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桜田 武
嬰児の血脈目立たぬもみじの手荒れし手で触れ得ず瞳見ゆ
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奏音
「本当はもっと可愛い名前がよかった」なんて。 大人になった今は、言えない。
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鳥羽薊
積雪の知らせを聞けば雪掻きをしに行きたいのにこの身は遠く
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詠み人知らず
帰宅して座る間もなく炊事して 主婦の仕事は スリッパ脱げず
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詠み人知らず
観音の大笑い顔ひそませし十一面のありがたきかな
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詠み人知らず
湯気の舞ひだしや味噌の香、鼻を撫で味噌ラーメンに箸をはこびぬ
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詠み人知らず
漫画家と歌人が父母の血の脈に流れ下りし岡本太郎
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詠み人知らず
子の描いたへんてこな絵は宝ゆえ 見つけた親が 権利主張す
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詠み人知らず
戦争に備える国のふところは平和を願う民のひもじく
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詠み人知らず
幼きもおとなも老いもこぞりては歩む参道、国もかくあれ
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祐鈴
無償の愛こそが美しいと言うのなら、ブサイクでもいい、せめて褒めてよ
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詠み人知らず
元旦に鉄板かこみ肉を焼きおせちや雑煮もたしなむ我が家
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己利善慮鬼
俺なんてどうせ姉貴の奴隷だよ今も電車で姉のお使い
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詠み人知らず
手間暇はまごころの為すおもてなしいにしえからのおせちの彩り
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