うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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紫草
証しなき夢とうつつを語るべく杯を重ねてとけ消ゆる夜
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山田美弥
それでもなお明日を信じる子どもらの涙に値札がつけられていく
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しげ
分かってる分かってるから難しい一歩一歩と踏みしめること
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柊子
人生の素敵なことは大体が、最期の時に起こるのでしょう
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市川ありさ
黒髪をぬらす淡雪 遊歩道 私自身が私を拒む
3
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ふきのとう
東京はわずかの雪で混乱し出張中の夫は戸惑うばかり
5
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木綿
声が枯れ目が腫れるほど泣いたって朝日は昇るわたし生きてる
3
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むぎたうろす
太陽と大地と海は調和するミックスナッツの袋のなかで
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芳立
バイパスも雪に込められＦＭにカリフォルニアの夢だけが鳴る
13
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工藤吉生
チャンピオン そうなるつもりの雑誌名 名とは名付けた者の願いだ
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やすむ
雪を見る 都心にどんどん降る雪を 雪を見る ただずんぐりと見る
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紫乃
見えずとも発せられた瞬間の言葉の温度で心が分かる
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只野ハル
池の面か細き音の絶え間なく入水して消ゆ牡丹雪降る
3
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高島津 諦
この胸をポワトリンって呼ぶことで君の理解を拒めるだろうか
0
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舞
飯場にてキスぐれ酔いし昭和なる夜もまたあり夢のまた夢
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まるえふ
それじゃあね僕はこっちの道だから独りコンビニ缶コーヒー買う
3
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詠み人知らず
進み方 立ち止まり方 分からずにふらりクルクル 私のコンパス
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栞
ひゅうひゅうと風が哭くのを聴きながら声を殺して泣いてるわたし
7
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ふきのとう
年ごとに疲れのにじむ両の掌をいつくしみつつクリームつける
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希
あたらしき一日の上を滑りゆくバターナイフで削られた朝
4
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