うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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夕夏
こそだてがたのしいときをとりもどすそんなせいさくかかげるせいじ
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坩堝
冬の暮れ紅い筑波の稜線にノスリ飛び去る影重なれり
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坩堝
初日浜望む白雪富士の山空の碧さに雲も隠るる
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茂作
霜殘る今朝のさ庭に見つけては 梅の一輪春まだ一つ
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夕夏
ふきのとういちがついっぴはつどりよりもよんしゅうかんごかおりまし
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夕夏
終活のシーエムながるテレビジョン穏やかにすぐ一年守り
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うすべに
ラッパ吹く町屋の路地の豆腐売り お鍋恋しいくもる冬空
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痴光山
玄関に三度水切る寒椿 身を持す蕾の ぽと口開けり
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わかばみち
日本から四季はなくなりゆくのかな睦月なのに暖かい陽射し
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中康
ひさかたの 空の青さの 出雲崎夕日が波に 冬を忘れリ
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継海
巨大なる北斗七星屋根に在り星座を離れ今垂直に
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積 緋露雪
氣嵐にあれほど映えた小鷺をもいつしか姿を見せず久しく
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びわ
おお寒い昼ごろさっとお日様が窓から覗き吾が身温め
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兎桃
夜明け前か細き月の残れるに冬のサソリは上がり来るなり
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千映
手袋をしないでペダル踏める日は何だか得した気分が増える
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雅音弁天
宝田の 玉土鋤込む 初日かな 床東雲に 染める瑞兆
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うすべに
ひちりきと龍笛さまよう池の面に 水をささえる笙の音ひびく
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Chico
尾鰭にて打たるる海のよこかおをファインダーより少年みつむ
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茂作
霜溶けた畑の片隅ほとけの座 人戀しげにむらさきに咲く
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継海
處暑の間に川面覆ひた青き蔓枯れ茎となり再び立ちぬ
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