うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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桜田 武
餌食べず水だけの愛犬痩せて寝たきり夢は黄泉比良坂へ
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秋日好
家族にて遊びし行者の山の道三つ葉の躑躅と羊歯に守られ
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詠み人知らず
現在を消費し続け仕合せの 背中が逃げる もう点になる
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林林
「どんな子が生まれてくるのか楽しみぃ」ベビーベッドを皆で組み上げ
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林林
わが子らが使いし赤ちゃん用寝具弟夫婦へ風薫る日に
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千映
春の夜に肌寒しと母の部屋暑がりだったはずの暖房
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詠み人知らず
じゃがいもの良し悪し聞けばお母ちゃん どうでもええねん 食たら同じや
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詠み人知らず
道場に通うがごときうたのわよ師はおらねども乱取りの日々
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詠み人知らず
開いては子が声を出し読む絵本やっとおぼえたひらがなうれし
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もなca
亡き父の好みし薔薇の咲き初めて写真の脇に添えるはつなつ
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秋日好
日本こそ遠くて敷居が高くって父の声する帰って来いと
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舞
ささやかな幸とは言えど待つ者の灯す明かりのわが家なりけり
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千映
髪型がクレオパトラにそっくりな母は九十路を淡々と生き
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詠み人知らず
スタンドを消さずに眠る机にはドリルも開き途中の我が子
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詠み人知らず
かがみては畑仕事をする老女トマトが赤く熟れすぎており
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詠み人知らず
階段でのぼりおりまで走る児ら手すりを持てる老いたる人も
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おとめつばき
「お母さんいつもありがとう」それだけでよろこぶ母の愛を知る、二十歳
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詠み人知らず
売れなくて無名で食えぬ画家がいる下町に住む人はやさしく
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詠み人知らず
幼子がかわいいと言うおばあちゃんしわだらけでもちっちゃいからね
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詠み人知らず
赤色のよだれかけには名が書かれ園児のようなお地蔵様よ
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