うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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積 緋露雪
しんしんと雪降る宿場人熅れ誰もが俯き下駄の音鈍く
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うすべに
寒波でもすこしふくらむ梅の枝 待ち遠しいとめじろさえずる
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兎桃
侘助に蜜求めてかメジロ寄る去年と変はらぬ睦月の晦日
5
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☆相市 思咲 ☆
誰となく葉蔭や花や月影や星に添いては相聞歌して
1
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ひよどりよりこ
彗星はジャコメッティの相貌で針金の尾を曳き虚空に消える
2
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恣翁
公園のベンチに香る 早咲きの梅や告げたる 冬の尽くるを
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うすべに
貼りついて土手道あかく草もみじ 風に向かって飛ぶ鳥の影
7
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痴光山
立春や旧りたる街の公園の ふらここ待てり居ぬ幼子を
5
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茂作
すでにして梅の一輪咲き出でぬ 藪のうぐひす支度は如何に
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うすべに
竹の葉のささやき寒い西空に ひかり降りくる天使のはしご
6
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☆相市 思咲 ☆
足跡を雪に滲ませ灰空に吸われ心の澱すすぎたき
3
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継海
大寒や山茶花の花耐へ凌ぐ伸び放題の枝に守られ
6
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兎桃
寒起こし鷺の類は現れず鶺鴒ばかり吾が後につく
3
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びわ
梅の木に白き花咲き陽を受けて一月も末春だ春だと
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夕夏
ふゆのそらほくとしちせいじょうくうにおおみくみえるなつはとおくに
1
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仙人の弟子
真っ暗な冬の夜空の贈り物窓にうっすら粉雪のあと
5
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継海
鴨泳ぐ水温ければ羽温し小雪降る日は水冷たかろ
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うすべに
凍てついた硬い大地を突きやぶる 赤い角出す春にむかって
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☆相市 思咲 ☆
茶室にて金水引を招くころ吾が目覚めて四年をかぞふ
1
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痴光山
春の土手鶺鴒、椋鳥に、鳩のそば 眺めず過ぐれば逃げぬは愛し
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