うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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光源氏
たまゆらの心をしばしみつめをり木の枝もゆらく千代の古道
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鍬乃呑
欠乏の血液に地はぬかるんで足に纏わる幻を見る
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鍬乃呑
少年の頃は続けば飽き出した雑煮を母に所望する朝
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鍬乃呑
寒ければ暖房の利く部屋にいて常より無為な犬と親しむ
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鍬乃呑
首傾げ剥落をした耳垢のビニールノイズに似た音を聴く
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詠み人知らず
セブンまでＫＥＮＴを買いに行ったけど 持ち帰ったのは山盛りおでん
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まるえふ
本年の抱負は三百首詠むことそれで二百首詠めれば合格
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紫苑
熾ならむビル群の灯に呼吸あはせ我また夜の一部となりぬ
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いちにのパッパ
掻き込んで食べればそれは餌になる味わうことは紳士の務め
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いちにのパッパ
「ゼクシィ」の文字が輝くエプロンでレジ打つ老婆の本屋は繁盛
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樟
百円の鯛あら買うて大根とあわせて肴鯛汁となり
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詠み人知らず
小雨後雲間より見る月影や 愛犬連れて散歩する女
1
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笑能子
その隙間余人が埋める筈もなくただヨイトマケただエンヤコラ
2
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樟
四日にて暮れ正月の來たりける何やら嬉し風呂洗ひたる
4
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日向ひな
ＡＶで勉強したとか口に出すから下手そうって言われるんだよ
1
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くりくりまろん
久方に炬燵に集う親が居て普段の暮らし吾に問いたり
4
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くりくりまろん
仄赤き炬燵の真中猫居りて吾の微睡やや浅くなる
2
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五穀米
桜の木斬りては駐車場にするわれらが大家の所信は不明
3
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詠み人知らず
粉雪の赤い実に舞う庭園の 知らぬ家族に嫉妬している
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詠み人知らず
しばらくはもう来ないってわかってて何度も開ける郵便ポスト
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