うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
あの星を砕いて飲んで生まれ変わる カムパネルラにおよばれしたの
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詠み人知らず
愛のない世界に生まれたかったアメもムチもない世界に
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詠み人知らず
雪風にさらわれてゆく紅はよくみていた夢に似ている
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理負春
憎まれず生きるためには憎まずにそう考えていた日があった
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思恋路
独り食すホットケーキはふわふわで気鬱な心も甘くなりゆく
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思恋路
髪洗い耳に水入り蘇る遥かな夏のプールのきらきら
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只野ハル
湯上りのフリーなボディのままで飲む緑色した野菜のジュース
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只野ハル
シールドに撥水剤を吹いたから雨のハイウェイ走りたくなる
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只野ハル
公園で冷たい雨に濡れている空気の抜けた赤い自転車
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只野ハル
もたれてる壁の冷たさ凍みてくるどうしてここに居るのだろうか
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只野ハル
週末の冷たい雨の降る朝の沈む思いに重ね着をした
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ケンイチ
またひとつ風に背きぬ日常に驚きを持つてふこと難かりて
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桜園
美術展われの写真に足とめて見てくるる人あり心のおどる
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詠み人知らず
田舎道ぽつり現る停車場に昔の僕が降りてくるよな
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nao
咲き巡る季節の中でカナリアは今も月夜に唄うのでしょう
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舞
ひと夜のみ乱れて消える春嵐の後朝の跡夢花筏
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純哉
雨粒よ海からここまでどのくらいかかったのかと問うてみる午後
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芳立
冬ごとに稼いでもらふ気でゐたが帰つてこない逃がした鶴は
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五穀米
いざやとて我が死の報せ聞かんとぞ獣らは待ちて夜に日中に
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りゅう たいせい
君の住む街は雨風凄まじき電話しようか悩みて座る
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