うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
「細いから山盛り食べてほしいけど」 続きを云えぬ 状況もある
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野々花
朝顔の苗に追肥を施して「まだまだいける」と愛情注ぐ
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野々花
「佃煮の正体は何？」と電話くる昨日送った荷物の中身
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野々花
まだ月が西に輝くベランダで夫と私の抜け殻を干す
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大野 冨士子
がらがらと雨戸を開けて朝が来る 部屋は布団で満たされている
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千映
まん丸の お月さまのよな孫の顔会うたび少し 乙女の顔に
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野々花
刈田にて烏と鷺が群れるのをオセロみたいと貴方が笑う
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千映
少しずつ 落葉してる 掃き掃除父の仕事にもう 出来ぬ秋
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夢士
雲払ひ昇りゆく月煌々と天空に在り虫の声を聞く
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夢士
昇り来るスーパームーン見たといふその人の笑み満月のやう
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詠み人知らず
鶏卵を茹でつつ葱を刻みつつ サンマ焼けたか 煙追い出せ
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桐生賄
おくずかけ 義母のは絶品！朝、昼と夜にも食べて 満足なりね
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本能寺
野分吹き たとえ遠くに離れても 見上げる月は同じ月かな
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新座の迷い人
名月や 妻に見せたや この月を独り眺めて 酒を飲むかな
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みずたけ
栗拾い父と歩いた草道も舗装路に変わり空き缶転がる
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詠み人知らず
この酒と煙草は父のお気に入り 飾るだけでも 勿体はある
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カラキタ
自慢げに石切り見せる父の傍ひかる水面に今戻れたら
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詠み人知らず
デパートで狂ったように泣く子供 欲しかったのは 母さんの愛
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夢士
あさがほの花を手向けて菩提寺の彼岸参りやうすらびのなか
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夢士
雨上がりうすらびもれる彼岸明け沈丁花の香旦那寺かな
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