うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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祐鈴
美しさ とどめるために 吊るされた薔薇のミイラを びくびくと見る
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詠み人知らず
空調の温度を決めるお局は 美しさゆえ汗をかかない
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嵐田太郎
降りますと、車内に響く、その聲を、助ける聲が、心にも響く。
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嵐田太郎
湿度さへ、それさへ、なければ、思ふけど、やつぱり日本は、蒸し暑い。
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嵐田太郎
四季の内、夏が樂しい、子どもだけ。大人になつたら、ただ、暑いだけ。
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田中悟
行き止まりなんだと思い佇めばこっちだよって夏風吹いた
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田中悟
耳の中聞こえる雨の囁きにどうかこのまま僕を洗って
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笑能子
月替わり雨の帳か一休みただ黙々のリズムが響く
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ビビ
猫背でも人見知りでも目の前の君の輪郭詠う それだけ
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只野ハル
そしてまた雨の日曜ひとりきり午後の窓辺に甦るもの
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只野ハル
午後一時サイレンが鳴り防災の日と知るまだ雨が降っている
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只野ハル
雨が降る日曜の午後微睡みの老親ふたりガラスに映る
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只野ハル
雨音が強くなったと独り言セプテンバーレインを口ずさむ
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みやこうまし
入院時オムツはかされ年を知る 高齢者なる我がカテゴリー
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只野ハル
アンテナは雨降りしきる屋根の上見るもののない街を見下ろす
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寺田にあ
「試供品 ラベンダー風香り付き入浴剤」がやさしい土曜
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味噌汁派
雨音に起こされしこと嬉しくて まどろみ過ごす休日の朝
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紫草
願かけの何もなき朝無我で打つ柏手の音澄み響きけり
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片井俊二
二進数がコンピューターを支配する。僕の支配も生死の二つ
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片井俊二
デジタルが時の流れを切り刻み行き場をなくす時の砂たち
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