うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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横井 信
稲刈りの終えた田んぼにサーカスのそっと広がるテントの明かり
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痴光山
八十路過ぎ偶に出る都心部の昼食時 背広連にぞ郷愁たぎる
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海野 冬雪
死化粧死の顔なり語らずや見えず聞こえずここにあるだけ
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ななかまど
赤と黄の筵を敷いて霜月に涙して立つ紅葉と銀杏
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仙人の弟子
山の手の昔栄えた別荘地訪ねるたびに自然に戻り
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茂作
ひさしぶり我れ訪ひ來れば市川の 眞間のもみぢ葉いまさかりなり
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天野まどか
自転車のカゴに置かれた麦わらの帽子そのまま秋となりたり
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舞
大地から霧立ち昇る霜月の明けゆく空に残る明星
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び わ
病院で今日もスマホが活躍し耳の補佐役役目を果たす
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横井 信
うっすらと楓の先の色づいた秋の社に冬鳥の声
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Aquarius
日本が止まる一月一日に地震は起きて次は何の日
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Aquarius
能登半の予震に過ぎぬ奥能登の五月五日は元日に及ばず
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只野ハル
ふと手摺持つ下り階段骨折の治療は終わっているけれど
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只野ハル
道路沿い植栽にビオラ植えてゆく午後雨予報当たりで良かった
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只野ハル
５００ｍｌ缶４本は４気筒２０００ＣＣだね
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只野ハル
泥酔し今日終わらせるまた今宵低きに流る酒も私も
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兎桃
無機質な白き光の待合は吾を落ち着け不安にもせり
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海野 冬雪
生きるために息しかできぬ身となれば息をしてくれ人よ命よ
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夕夏
くすりゆびくっけんえんになりにけりなかゆびそえてくくってたいしょ
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原磯絵馬
たいやきの鮮度は刹那あがったらとにもかくにもかぶりつくべし
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