うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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狭霧
馥郁と香を散らしつつ常盤木を支えに咲ける藤のともしき
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只野ハル
君の夢目覚めて残る懐かしさ続き見たくて二度寝してみる
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やじまっく
まぜるなといわれることを敢えてするひとがいたかもしれないですね
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聴雨
さみどりの野に一服の雨落ちて朱夏にもえ立つ思ひ鎮むる
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さめ
垂直に水を切り裂くキミの在り様が世界の在り様だった夏
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天鈿女聖
ローズマリーティーを見つめる君だから好きなら好きと言えばいいのに
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柚々
楽しくてタイムリミットあと５分素知らぬ顔で時計を止める
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薫智
朽ちるなら君の側でと思ってた片隅に「好き」抱えたままで
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ねずみ
明け方に 良い夢みれし あなうれし枕の蜘蛛巣 彼もとらへよ
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山本克夫
図書館を建てたのでしょう新緑を貸し出しカードの表にのせる
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山本克夫
向日葵になりそこねては幾度なく向日葵ばかりの本を手に取る
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まるえふ
駅を出てコンビニ寄って缶コーヒー八時五分のいつもの笑顔
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山本克夫
明け方のドルフィンキックを得とくするイルカの歌の話をしよう
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山本克夫
もう少し回してみれば始まりのティースプーンの銀河のひかり
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山本克夫
窓際にすわりたいよねほら海が見えるとこまで青い電車の
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横雲
卯の花や憂きをしるせる歌哀しながめしままに袖ぞぬれける
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横雲
夕月夜初卯の花の影揺るる憂きこと多き夏とはなりて
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つやはき
腹中に収めた鍵の在り処問う まるで童話のオオカミみたいに
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詠み人知らず
湧き出ずる指の白きに惹かれども咬み砕けぬ彫刻羅馬にて愛づる
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詠み人知らず
絶対暗處の獄に臥せりし趺許に跪くは白き猟犬我が蹠を舐めし隸
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