うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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せいか
傷ついた足先舐めて目を閉じた 命の期限二十四時間
4
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しまじま
欠けたるは 余にはあらじと 望月の 満つるは無きを 知りてや消えぬ
3
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ふきのとう
妹からの電話の声は母に似て残る余韻にそっと受話器置く
17
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あんて
点滅の信号瞬く交差点にて 春 君の幻影を見る
8
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卯月
執拗に私は私になりたいの死が物語を終わらせるまで
6
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住川幸
丸まった背骨の重みで潰れてる肺を抱える夜更けのベッド
3
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しまじま
紅に 染まる根城は 燃えつきて 血潮煮えたぎ その手に散りぬ
1
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薫智
本当はずっと気づいてたんだけど心は気づきたくはなかった
5
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薫智
神様はどうしていつも一つしか大事なものをくれないのかな
7
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たんぽぽすずめ。
全校で「証」歌うが頑なに歌わない子も居て悲しみが増す
14
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猿ノ丞狂介
あかずして流るる涙滝のごと水まさるとやシモ臭ふらむ
3
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河のほとり
おもかげにかなしき秋のくれなゐよいづこの里も曼珠沙華咲く
9
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しまじま
底知れぬ 悲しみ知るも 消え去れば 誰が教えむ よくあることと
1
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くりくりまろん
この世なる雑事も欝も忘れ果て 小さき箱に長閑に眠れ
4
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しまじま
口閉ざし 祈りの島の マリア様 無念の過去に 涙あふらむ
1
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卯月
もう武器を持ちたくないとロボットは鋼の腕でピアノを習う
8
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でくのぼう
語られぬ惨禍の町の悲しみを言葉にできず秋雲の下
14
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紫苑
谷間に眠るおのこの胸ちかく息を吐くかに曼珠沙華咲く
17
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せいか
「また会える」寒さと痛みも薄れ行く 冷たき路上で終にみた夢
4
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山桃
うしなひし人はいづこにさがすべき面影あはき雲を追ふのみ
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