うたの一覧
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五穀米
為すことの全て虚しくなる夜は酒飲め歌え金をバラ撒け
2
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五穀米
消費するひとは奉仕を求めたる相反するこのふたつの行為
1
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風橋 平
進行上教えを請えば頷きて灼くる土坑を見定めき師は
3
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風橋 平
発掘屋として握る道具あり土を掘るべく鋭き両刃
1
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五穀米
窓口は営業主任八月の終りの始め言葉は弾む
1
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五穀米
秋萩の開きてまるで恋のようこの心ごと育みゆかん
1
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五穀米
放置せしじゃが芋歌を歌い出す明日のサラダのためにキッチン
3
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五穀米
通うとは虚しきものなりビジネスも三度で決めて名刺ファイルに
0
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五穀米
朝食会のちの時間の長かりしホームオフィスで米を炊くなど
1
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あき
許容とは愛だ或いは諦めだ彼女を生かす無数の目玉
8
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五穀米
東西線上りの電車の空く頃に歌集携え仕事に向かう
2
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只野ハル
モップ持ち送迎バスの窓を拭く朝の病院ドライバー見る
1
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五穀米
人生などもう語らずと言うごとく背中を見せて父事務所出る
2
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詠み人知らず
金曜を花咲く宵といふ頃の春も喰らいけり水酔いの月
2
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幸浦佳
どの月もあいつに四・五日襲われる週の始まり月光仮面
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五穀米
四切の肖像写真壁に貼りいざいざいざと見得を切るなり
3
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恣翁
外回り終へて 会社で見つけけり 黒きズボンに 塩の吹けるを
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五穀米
画壇には絶望したりと老画家の語る言葉にただ頷きて
1
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五穀米
描き直すことも決断キャンバスの下絵を眺めること三カ月
6
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五穀米
コンピュータ操らんため勇みいて高価な参考書を購いぬ
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