うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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新座の迷い人
我が妻の 喜寿の祝いを してやれず 病の身では 諦めるかな
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新座の迷い人
祖母紬ぎ 「筬」と「ひ」の音 かろやかに 布がたまりて 巻き取リ操作
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鰹鯨
琴線に触れる今と日 踏むように進めと我の１５の時に
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千映
美人ではないが美文字の嫁ふたり我が家の条件ひとつクリアー
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佐々木サカナ
祖母帰り 片付けようと手をかけた座布団の下からポチ袋
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林林
お墓にて仏花に添えて庭に咲く雪柳ひと枝 父から母へ
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桐生賄
あと六日たったら息子帰る日に 何のご馳走しようか考え
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利己翔
五月雨 愚かな姉のすり傷を拭った後でころしてあげた
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本能寺
春の宵 一人の部屋に帰りきて ため息ついて風の音を聴く
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リクシアナ
喉笛の鼻へと抜ける切なさを叶えてやれぬ子犬を抱いて
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有賀亭小太
むかしむかし爺はやまはへ婆はかわへ行ってたそうなピアノ習いに
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たけくらべ
南の窓からながむ朧月のいじらしかりし夜ぞ更けにける
10
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利己翔
納豆もタレは結構甘いじゃんゲロでも食える部分を啜り
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野々花
お彼岸の父母のお墓に手を合わせ娘の顔に戻りし一日
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舶女チェルシー
踏みしめた芝生の匂いと弁当と幸福の真下のレジャーシート
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桐生賄
鍋焦がし「どうすりゃ良いの？」とラインにて やり取りするも楽しい事で
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詠み人知らず
狭隘な暗渠の中の道程に 引き連れたのは 家族と猫と
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沙久
一人っ子唯一の孫がそれなのに尼になりたいとは何ごとか！
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詠み人知らず
男子って死ぬまで支配されている 母さんという 母と妻とに
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鍬乃呑
新しく塗った車で海へまで出かけて蟹を買って来た父母
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