うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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香林 塔
境内の繁りに雨後の玻璃降ればひかりが隱す先の朱門を
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うすべに
うすべにに御蓋の山をいろどって 東の空もこがす夕焼け
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凌霄花
昏れなずむ夕景優し吉備あかねはるか鬼ノ城夕餉のしたく
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び わ
庭の柿雨風耐えてのびのびと大きな青き実を散りばめて
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千映２
青もみじ被さるように湯船まで一人で浸かる嬉し特権
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里香
山間の 霧が溶かした 夕焼けを 掴んで固めて ものにできたら
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うすべに
世のなかを洗いながせとかたつむり 雷神さまを角でむかえる
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滝川昌之
猛き雲 父の背ごとき夏富士を覆い隠して遠雷とする
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ハーコット
入道のそばにて薄くたなびける雲見て肩の力抜きたり
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凌霄花
とりで山 名付けて「ふむっ」と 悦にいる旗指し物の 様なる木立ち
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び わ
新世界空は次第に青さまし雲はくっきり白く流れて
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詠み人知らず
また一つ 自然に学ぶ 四季の美に 想うは田舎 ブドウの盛り
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うすべに
灼けた空 森の影絵にかなかなと夢のゆくえを風にたずねる
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滝川昌之
虫かごの餌のスイカの腐敗臭 主は朝寝の夏真っ盛り
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ことほ（言祝）
坂道をそろりそろりと下る身にガンバガンバと蝉のかけ声
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うすべに
あかね雲 竹の影絵もあざやかに劇を演じるこうもりが飛ぶ
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滝川昌之
渋滞の車列に跳ねる照り返しいつもの夏が来たぜ江の島
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千映２
鰻食べ牛タン食べて夏を食むまだ乗り切れる体が吠える
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まつばらりょう
夢うつつ 松本隆の詩を聴きながら観る 風街の僕
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まつばらりょう
休日の午後一時にて 布団から這い出るものの やることは無し
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