うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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凌霄花
白秋の吉備の山の端幾重にもすじ雲ながれ霧たちのぼる
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へし切
野に出でば 頬に冷たい白秋のコスモス揺らす 一陣の風
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茂作
百日草耐へて咲けよと勵ましぬ 寒しつめたし秋雨の朝
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夕夏
とつぜんのさむさのためかいえのなかやもりとらえてしゅううのなかへ
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うすべに
猫の目のかわるがわるに夏と秋 ヒーターの横に立つ扇風機
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滝川昌之
清秋の光を掴む蜘蛛の巣は雨後の雫をその身に留めて
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狂い咲き
残月の 振りさけ見れば 冬桜光浴びては 今盛りなり
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蓮見ゆう
空の上マレット奏者が恍惚とアドリブを奏で 僕らは震える
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蓮見ゆう
にじり寄る耳鳴りと共に海は問う選択せよと私を視ている
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蓮見ゆう
細波はわたしの足を撫でるけど一緒になってはくれない つめたい
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うすべに
甍差す月のうさぎが木星に 久しぶりねとあいさつおくる
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里香
風涼し オオシマゼミの 響く森 落ち葉を流す 湧き水を汲む
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里香
雲の間の 黄金あかねの 夕の陽の 輝かしさが 今はまぶしき
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滝川昌之
いち早くかさつき出した指先は冬の気配を掴みかけてか
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うすべに
風わたるひかりの波のすすき原 風鐸の鳴る過去の方角
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へし切
身に応ふ 冬の寒さに紛ひたる 時雨の後の今朝の露かな
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トウジさん
金風をうけて漕ぎゆく土手はるか端から端までコスモスはしゃぐ
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ハーコット
彼方までうろこ流るる青空の秋の空気の清々しさよ
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ＫＥＮ
耐へ兼ねて 雨も降るかも ちはやふる 宮の藪萩 散る靜けさに
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風小僧
待っている人もいるし来る人もいる なんと幸せな秋の一日
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