うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ぷよよん
大寒の凍みいる夜に透き通るオリオンの星 指でなぞる
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ほとり
この星のあらゆる場所にちらばって人はことばを咀嚼している
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由良
川面にはカモの夫婦がたおやかに身を任せつつ風を抱いて
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空魚
敷き詰めた 銀杏を踏んで 丸ノ内 すり潰されて セメントと化す
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空魚
街灯に 浮かび上がるは 金銀杏 エルイーディーより 我が目を惹きし
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空魚
地下鉄の 切符の箱に 捨てられし イチョウの旅は 上野にて果つ
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５７５７７
み山にも 夏が來たれば ほととぎす 鳴くは一聲 五月雨の時
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花信
フィクションだとしてもまあいいかもねきみと作ってく普通の人生
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花信
ゆめの中でゆめを見たのかいや違うこのうつつですらゆめなのだから
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花信
結局は虚構なんだしこんな世界生きてもいいかなんて思ったり
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花信
あの雲に隠れたわたしの太陽を手力之男よお願い返して
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浅草大将
咲初めに聞くも清しき冬の梅香りにあらず便りのみとて
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美紗
朱雀から 玄武青龍 白虎まで 都を護る 四隅の神々
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宙（そら）
地吹雪に 舞い上げられた 粉雪が 光と遊び キラリ輝き
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さる
村はずれ 凍てつく池に 見つけたる小さないのち 寒さに耐へる
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竹本未來
銀色の夜にたなびくメンソール信号機だけ息づいている
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竹本未來
眞夜中の冬の匂ひがたつぷりするきらきら雪に猫のあしあと
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さくら咲月
冬盛り 睦月の空降る 初雪を 集め山作る 松ヶ枝かな
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由良
夕暮れの桃色の空にてんてんと墨を垂らしたような薄雲
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板じい
椿立つ 雪の衣は 凍れども 春をゆめみし 紅の雫
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