うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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羽
梅雨明けのニュースが街に流れ出し海にただようプリズム人魚
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さる
梅雨明けと発表される真夏日に陽光眩し朝顔照らす
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さる
そよ風に揺れる柳にいささかの涼を感ずる真夏日のけふ
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螢子
紫陽花は立ち姿のまま色褪せつつ木乃伊となりぬ秋に向かって
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虹雲
寂光の地の面に満ちし昼下がり薄紅さして蓮花開く
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詠み人知らず
腹にいる子供のためと言われたので血、吸われても吸われてないふり
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詠み人知らず
夏の夜に鳴く名もしらぬ虫たちの声きこえはじめた丑三つ時
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のびのび
予報がもし「時々雨」ならその「時」は偏頭痛持ちの母ちゃんに聞け
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虹雲
弥生人風にのり降り来る稲田の香り胸に満つ時
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虹雲
早池峰の稜線くればウスユキ草賢治叫べよ姫神はるか
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虹雲
うたかたのウスユキ草よ早池峰の胸に霧湧け月光も降れ
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都季
誰もいない交差点をただ黙々と照らす信号 月だけ見てた
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竹本未來
真夜中のお散歩に出るソーダ味の宇宙のカケラ口に含んで
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詠み人知らず
黒き羽輝く緑の胴細くいずこより来し美しきもの
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詠み人知らず
だらだらと汗が流れてべとついて全国各地最高気温
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只野ハル
夏至を過ぎ縮む昼間と増す暑さ大気は遅れて追従する
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水煙
頭上には黒く低く垂れこめど 地平の雲は輝き連なる
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水煙
蝉の声水底までも響きしや 鯉は木陰にこもりて休み
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詩月恵
ぜつぼうもきぼうにかわるよむひとのおもいあふれるきらきらひかる
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由良
自転車の後を追うように鳴く蝉の短くも濃い生が始まる
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