うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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西村 由佳里
もう二度と 会えない君の 文を読み 独りこっそり 涙を流す
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光源氏
五月雨に鳴くは涙のほととぎす軒場の影でゆらく花折り
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水鐘
千代までも君と国への真心と神の名流るる湊川かな
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水鐘
あわれなり時を待たずに散る青葉世の常無きを今に伝えし
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詠み人知らず
あへしらふ喋りなつかし妹がこゑこだまばかりの空音ならしな
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汐
おっぱいが揺れて弾むの神秘だと信じていると飢えて苦しむ
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ゆりかもめ
亡き母の 温もり残るお財布を 繕ひて 今日も使いぬ
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詠み人知らず
霧たちてこのめはあかね花冷えに照る日のもとの春はいづくに
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詠み人知らず
よろづ世のことは葉隠れ埋み火の絶えることなき日本の國
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たんぽぽすずめ。
極上のダイヤと言える前妻は居るが告げれず悲しきや過去
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詠み人知らず
慣れゆくをとどめかねつもおほかたは紫匂ふ櫻木のころ
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ふきのとう
いつの日か別れのあるを知らぬまま今を過ごせむ凡人なるは
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詠み人知らず
ぬばたまの闇に消えつる沫雪の若やる胸を知る人や誰
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晶
待っていてくれてありがとう一番に駆けつけて来て擦り寄せあった
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晶
絹の背に浜風そよぎなでつけるつむじ曲がりの逆毛ひと束
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晶
孕むことなき仔としての一生ごとこの手で抱いてあげられたなら
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晶
どれだけの怖れをころしふくらます勇気で大きくみえた身体よ
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晶
産砂をちいさき歩はばで駆けぬけてまだもどらない地平線から
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紫苑
濃みどりの歌誌ひらきをりそのかみに若人ひとり逝きしとふ日を
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詠み人知らず
ほろほろとこぼれて落つるカステラのひとかけ浮かべるわが涙かな
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